飲食店のホームページ作成完全ガイド|必要なコンテンツ・費用・AIツール活用法【2026年版】

記事についての開示: この記事はシタミ編集部が作成しています。記事内に自社サービス「シタミ」の紹介を含みます。各ツール・サービスの情報は2026年10月時点の公式サイトに基づいています。
この記事でわかること
- 飲食店のホームページに必ず載せるべき6つのコンテンツと公開前に確認するリスト
- AIツール・テンプレートツール・制作会社への外注、3パターンの費用と向いている業態
- TableCheck・Googleで予約・ホットペッパーグルメ・Airレジ レストランボード・自社フォーム、予約システム5択の比較
- 食べログ・ぐるなびと自社HPの役割分担の設計図(どちらがリーチで、どちらがCVか)
- 料理写真なし・スマホ未対応など、やりがちな失敗5選と具体的な対策
- 予約システムの手数料のかかり方(従量か、要問い合わせか)を、金額ではなく仕組みで中立に整理
- 完成したサイトを購入前に実物URLで確認する「下見」という、作ってから選ぶ進め方
まず自分の状況に近い行から読み進めたい方は、次の早見表をご覧ください。
状況別の読み分け早見表
飲食店の中でも業態によって優先論点は変わり、隣接する業種(美容室・サロンや旅館)は別の記事が詳しく扱っています。下の表で、当てはまる状況から次に読むべき場所を選べます。
| 当てはまる状況 | 次に読むセクション・アクション |
|---|---|
| まず何を載せるか知りたい(開業準備中・初めて作る) | 本記事「飲食店のホームページに載せるべき必須コンテンツ」で6項目を確認 |
| 最短・低コストで公開したい | 本記事「AIツールで飲食店HPを作る具体的手順」を読み、完成サイトを下見してから判断 |
| HP上の予約の手数料を抑えたい | 本記事「予約システム連携の選択肢を比較」で手数料のかかり方を確認 |
| グルメサイトと自社HPのどちらに力を入れるか迷う | 本記事「グルメサイト vs 自社HP:役割分担の設計図」で役割を整理 |
| 美容室・サロンでホットペッパーを使っている | サロンのホームページ作成・美容室のホームページ作成へ |
| 旅館・宿泊業のサイトを作りたい | 旅館のホームページ制作ガイドへ |
なぜ飲食店にホームページが必要なのか
飲食店に自社ホームページが必要なのは、グルメサイトやSNSでは補えない深い情報提供と、送客ごとの手数料をかけない直接予約を実現するためです。特に初めて来店を検討している顧客は、店名で検索して公式サイトを確認する行動をとることが多く、ホームページがないだけで第一印象を損なうリスクがあります。
飲食店だけでなくホームページ制作の進め方と費用相場を業種横断でつかんでおくと、自店に合った制作方法を選びやすくなります。
なお、同じ飲食店でも業態によってホームページに求められる役割は変わります。滞在型で空間とメニューの世界観を伝えることが軸になり、焼き菓子の物販や通販に踏み出す場合は営業許可と表示ルールの確認が必要になる業態については、カフェのホームページの作り方で構成7類型と法令面まで詳しく解説しています。
SNS・グルメサイトだけでは足りない3つの理由
① プラットフォームに依存するリスク
食べログやぐるなびは、アルゴリズムの変更や掲載料の値上げによって集客力が変動することがあります。自社HPがあれば、プラットフォームの変動に左右されない集客基盤を持てます。
② 伝えられる情報量が限られる
グルメサイトはページの構造が決まっており、メニューの詳細・シェフのこだわり・開業ストーリー・食材へのこだわりなど、ブランドの深い部分を伝えにくい作りになっています。自社HPであれば、写真・動画・文章を自由に組み合わせて「来店したくなる世界観」を作り込めます。
③ SNSの投稿は流れてしまう
Instagramの投稿は新しい投稿に押し流され、営業時間やアクセスの最新情報を確認しようとした顧客が過去の投稿を探しまわることになります。ホームページはいつアクセスされても同じ情報を正確に届けられる「常設の看板」として機能します。
ホームページがあると変わる3つのこと
① Googleマップ経由の集客が強化される
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)にホームページのURLを登録することで、「飲食店名 + 地域名」で検索したときに公式サイトへの誘導ができます。特に「近くのレストラン」「○○駅 居酒屋」といったローカル検索での上位表示に効果的です。
② 予約・問い合わせをダイレクトに受けられる
ホットペッパーグルメの「ネット予約プラン」のように、グルメサイト経由の予約にはネット予約が入るたびに手数料が発生する料金体系があります。一方、自社HPに予約フォームや電話番号を目立つ位置に設置すれば、送客ごとの手数料をかけずに予約を取り込めます。電話での問い合わせ削減にも繋がります。手数料の仕組みと公式の記載は、後半の「予約システム連携の選択肢を比較」で詳しく整理します。
③ 常連客への情報発信ができる
期間限定メニューやイベント情報、臨時休業のお知らせをホームページに掲載することで、常連客が自発的に確認しに来るサイクルを作れます。メールマガジンやLINE公式アカウントとの組み合わせで、リピーター施策の基点になります。
飲食店のホームページに載せるべき必須コンテンツ
飲食店のホームページに必要な情報は、料理写真・メニュー・営業時間・アクセス・予約・コンセプトの6つです。この6点がそろっていれば、来店前に顧客が知りたい情報の9割をカバーできます。
なお、同じ飲食業でも、業態によってこの6点に固有の要件が加わります。アレルギー表示や菓子製造業許可が関わるパン屋のホームページ作成ガイド、数量限定や自家製麺の販売表記が論点になるラーメン屋のホームページ作成ガイド、深夜営業の届出やキャンセル料の定め方が関わる居酒屋のホームページ作成ガイド、受注生産の予約・キャンセル規定が最優先になるケーキ屋のホームページ制作ガイドで、それぞれの固有論点を扱っています。
① 料理写真(集客の命)
料理写真は飲食店HPにおいて最も重要なコンテンツです。美味しそうな写真がないホームページは、テキストがいくら充実していても「食べたい」という気持ちを引き出せません。
スマホ撮影でもクオリティを上げる5つのコツ:
- 自然光を使う — 窓際に料理を置き、昼間の自然光で撮影する(フラッシュは厳禁)
- 背景をシンプルにする — 白いお皿や木目調のテーブルがあれば、それだけで雑誌風に見える
- 料理の最も魅力的な角度から撮る — 断面が見えるもの(サンドイッチ・スイーツ)は斜め45度から
- 盛り付けを整える — 撮影前に一度スプーンで形を整え、ソースの垂れや皿の汚れを拭く
- 複数枚撮って選ぶ — 同じ料理を10枚以上撮り、最も美しい1枚を使う
プロのカメラマンへの依頼費用は撮影カット数や地域によって変わるため、予算に余裕があればプロ撮影も選択肢になります。最初の一歩で効果が出やすいのは「写真なし」の解消です。スマホカメラの画質は近年大幅に向上しているため、上記のコツを守れば自力でも十分なクオリティを実現しやすく、まずは自分で撮って公開し、後からプロ撮影に切り替える順番が現実的です。
② メニューと価格
メニューページには料理名・価格・アレルギー情報を明記します。PDFのメニュー表をそのまま画像で貼るだけでは検索エンジンに認識されないため、テキストとして掲載することをおすすめします。季節限定メニューは更新しやすいよう、管理のしやすいCMSを選ぶことが重要です。
③ 営業時間・定休日
最もよく参照される基本情報です。以下を必ず掲載します:
- 営業時間(ランチ・ディナーが分かれている場合は別々に)
- 定休日(不定休の場合は「不定休 ※詳細はSNSで告知」と記載)
- 電話番号
④ アクセス・Googleマップ
住所とあわせてGoogleマップを埋め込むと、来店前に経路を確認できるため利便性が大幅に向上します。最寄り駅からの経路(徒歩○分 + 目印になる建物)も記載しましょう。
Googleマップと情報が食い違っていると、来店できなかった顧客のクレームに繋がります。ホームページ更新後は必ずGoogleビジネスプロフィールも連動して更新しましょう。
⑤ 予約・問い合わせ
予約は顧客にとって最も重要なアクションです。ホームページ内で予約ボタンが目立つ場所(ヘッダー・ファーストビュー)にあることが必須です。予約システムの選択肢については後述の比較表を参照してください。
⑥ コンセプト・こだわり・スタッフ紹介
「このお店で食べる理由」を伝えるのがこのセクションの役割です。食材のこだわり・シェフの経歴・お店を開いた理由などのストーリーは、競合との差別化に直結します。顔写真付きのスタッフ紹介があると親しみやすさが増し、初来店のハードルを下げる効果があります。
【チェックリスト】HP公開前に確認すべき10項目
ホームページを公開する前に、以下の10項目を必ず確認してください。
- 料理写真が複数枚、鮮明な状態で掲載されている
- メニューと価格が最新の情報になっている
- 営業時間・定休日が正確に記載されている
- 住所・電話番号が正確で、Googleマップと一致している
- 予約ボタンがスマホのファーストビューに表示されている
- スマートフォンで表示が崩れていない(レスポンシブ対応)
- Core Web Vitalsの基準(最大のコンテンツが表示されるまでのLCPは2.5秒以内が目安)を満たしているか(出典: web.dev「Web Vitals」)
- GoogleビジネスプロフィールにホームページのURLを登録済み
- 問い合わせフォームが正常に送信できる
- SNSアカウントへのリンクが正しく設置されている
7番目の表示速度は、Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」で、スマホ・PCそれぞれのCore Web Vitalsを判定できます(出典: PageSpeed Insightsについて)。すでにホームページがあり、表示速度・SEO・スマホ対応を自分で点検したい方には、下の品質チェックが役立ちます。まだHPが無い方は、この先の作り方へ進んでください。
飲食店HPの作り方3パターンと費用比較
飲食店がホームページを作る方法は、AIツール・テンプレートツール(ノーコード)・制作会社への外注の3パターンです。予算・技術スキル・業態の3条件で選ぶと迷いにくくなります。
費用は金額ではなく「仕組み」で見ると比較しやすくなります。下の表は、初期費用の水準と課金形態を定性的に整理したものです。金額の目安は出典や条件で幅が大きいため、具体的な相場はホームページ制作の費用相場でまとめています。
| 項目 | ① AIツール | ② テンプレートツール(ノーコード) | ③ 制作会社に外注 |
|---|---|---|---|
| 初期費用の水準 | 無料〜低 | 無料〜低 | 高め |
| 課金形態 | 無料〜定額 | 定額 | 保守費が中心 |
| 制作期間 | 数時間〜1日 | 1日〜1週間 | 1〜3ヶ月 |
| デザイン品質 | AIが提案・高品質 | テンプレート依存 | プロのオーダーメイド |
| 更新のしやすさ | 簡単 | 簡単 | 依頼が必要な場合あり |
| 向いている業態 | 個人店・小規模カフェ | 個人店〜中規模 | 高級レストラン・チェーン |
飲食店向けのツール選びは比較記事も充実しています。たとえばWeb幹事は「飲食店向けおすすめのホームページ作成ツール9選徹底比較」で、Wix・Jimdo・ペライチ・WordPress・STUDIOなど9ツールを、アプリの有無・レスポンシブ対応・独自ドメイン・SSL対応・日本語サポート・広告非表示の6軸で一覧化しています(出典: Web幹事「飲食店向けおすすめのホームページ作成ツール9選徹底比較」)。選択肢を機能軸で俯瞰したいときに向いています。一方で、こうした比較記事や各ツールのサイトには「完成した本物のサイトを、買う前に実物URLで見てから選ぶ」という進め方の情報は見当たりません。この点は後述のAIツールの項で補います。
① AIツールで作る(下見=見てから選ぶ)
AIツールは、質問に答えていくだけでホームページを自動生成するサービスです。「飲食業種」「お店のコンセプト」「カラーイメージ」を入力するだけで、AIがレイアウト・コピー・デザインを提案します。
シタミの場合は、業種・好きな雰囲気・屋号と一言説明を入れると、完成したサイトが実物のURLで届きます(シタミ公式サイト)。入力は約3分で、気に入らなければそのまま閉じてよく、下見は無料・クレジットカードも不要です。モックアップや構成案ではなく、今すぐ公開できる本物のサイトを購入前に確認できる点が特徴で、プログラミングは不要で、完成サイトは最短当日に確認できます。AIでホームページを自動生成する方法をさらに詳しく解説しています。
比較記事(Web幹事)やツールの公式サイトは機能の一覧や自作のしやすさを伝えるのが中心で、「完成品を実物URLで見てから選ぶ」進め方は扱っていません。作る前に仕上がりを確かめたい飲食店には、この下見という進め方が向いています。
向いている業態: 個人カフェ・小規模居酒屋・テイクアウト専門店など、まず初期費用を抑えてHPを開設したい場合
② テンプレートツールで自作する(中間)
WixやJimdo、STUDIOなどのノーコードツールは、あらかじめ用意されたテンプレートを選んでカスタマイズする方式です。デザインの自由度が高く、自分のブランドカラーやフォントに合わせた調整ができます。
Wixは飲食業種向けのテンプレートが選べるのが強みで、デザインの型から入りたい店に向いています。Jimdoは「ホームページを作成するにはHTMLなどの専門知識が必須でした。しかし、ジンドゥーなら『ドラッグ&タイプ』で簡単に作成ができます」とうたい、メニュー作成・Googleマップ設置・問い合わせフォームでの予約受付までをドラッグ操作で自作できます(出典: ジンドゥー(Jimdo)飲食店・レストラン)。自分の手で少しずつ作り込みたい店に向いています。ただしこうした自作ビルダーのサイトは自社の訴求が中心で、他ツールとの中立的な比較情報は多くありません。料金体系の詳細は各公式サイトに掲載されています。ノーコードでホームページを作る方法はこちらで詳しく解説しています。
向いている業態: 個人〜中規模の飲食店で、自分でデザインを作り込みたい場合
③ 制作会社に外注する(最高品質)
制作会社への依頼は、業種特化の提案・SEO設計・フォトグラファーとの連携など、プロの総合力が強みです。初期費用は高めで、保守費が中心の料金になりやすい点が3パターンの中での特徴です。外注という選択肢を検討するときの会社選びは、Web幹事が飲食店向けの制作会社をまとめています(参照: Web幹事「飲食店のホームページ制作会社」)。費用の相場感は条件で幅が大きいため、ホームページ制作の詳しい費用相場も参考になります。
ただし、制作後のコンテンツ更新(メニュー変更・イベント告知等)に毎回費用がかかる場合があるため、管理画面(CMS)の有無と更新費用を事前に確認しておくと、公開後のコスト計算で迷いにくくなります。
向いている業態: 高級レストラン・複数店舗のチェーン・ブランディングを重視したい店
AIツールで飲食店HPを作る具体的手順
シタミを例に、AIツールで飲食店ホームページを作る流れを説明します。
シタミを使った場合のステップ
STEP 1: 業種・雰囲気・屋号を入れる 「飲食店」を選び、好きな雰囲気と、屋号と一言説明を入れます。所要は約3分で、仕様書もヒアリング面談も要りません。
STEP 2: 完成したサイトを実物のURLで確認する 完成したサイトが実物のURLで届きます。店名や色などはその場で試せます。下見は無料で、クレジットカードも要りません。
STEP 3: 写真を差し替える 写真が手元に無くても、ページの内容に合わせたイメージ写真を入れた状態で届きます。料理やお店の写真は、作成時にアップロードするか、購入後にエディタで差し替えます。
STEP 4: プランを選んで公開する 納得したらプランを選んで公開できます。独自ドメイン(例: yama-restaurant.jp)は全プランで使えます。
飲食店のサイトで使える主な機能
シタミは飲食店を含む複数の業種に対応したホームページ作成サービスです。飲食店のサイトでは、次のような機能を使えます:
- メニュー・料金表、お知らせ、ブログの更新: 管理画面(CMS)から更新できます(使える項目数はプランによって異なります)
- 問い合わせフォーム: 標準で付いています
- 独自ドメイン・SSL・アクセス解析: 独自ドメインと常時SSLに全プランで対応しています。スタンダード以上のプランでは、公開後のアクセス状況を管理画面で確認できます
なお、HP上での予約の受け付け方(TableCheckやホットペッパーグルメなどの選択肢)は、後述の「予約システム連携の選択肢を比較」で中立に整理しています。予約の受付そのものは、これら専用の予約サービスが担います。
免責事項: シタミの機能・仕様は予告なく変更される場合があります。最新の機能・料金についてはシタミ公式サイトをご確認ください。
予約システム連携の選択肢を比較
飲食店のHP上で予約を受け付ける方法は、TableCheck・Googleで予約・ホットペッパーグルメ・レストランボードのHP作成機能・自社フォームの5通りです。選ぶ軸は、手数料のかかり方(従量か、要問い合わせか)と導入のしやすさ、向いている客層の3つです。金額は条件で変わるため、ここでは料金体系の特徴で整理します。
| システム | 料金体系の特徴 | 導入難易度 | 向いている客層 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| TableCheck | 送客手数料がかからない公式ウェブ予約/料金は要問い合わせ(公式) | 中 | 高級・こだわり系 | 予約1件ごとの送客手数料がかからない・予約管理機能が充実 |
| Googleで予約 | 連携型(パートナー予約システム経由)(公式) | 中 | 検索からの新規客 | Googleマップ・検索から予約。予約システムと連携して機能 |
| ホットペッパーグルメ | ネット予約プランは予約ごとの従量課金、月額有料の掲載プランもあり(公式) | 低 | 宴会・団体・グルメ好き | 集客力が大きい反面、予約が入るほど手数料が積み上がる |
| Airレジ レストランボード | 有料の業務サポートパックに含まれるHP作成機能(公式) | 低〜中 | 予約管理も一体でやりたい店 | 予約台帳と一体で運用でき、ホットペッパーグルメへの自動掲載連携もある |
| 自社フォーム | 使うフォームツール次第 | 低 | 常連・SNSフォロワー | 最もシンプル。電話予約からの移行に向いている |
TableCheck(送客手数料がかからない公式ウェブ予約)
TableCheckは飲食店向けの予約・顧客管理システムで、公式サイトに「送客手数料なしの公式ウェブ予約」と明記されており、予約1件ごとの送客手数料がかかりません(出典: TableCheck 予約・テーブル管理)。導入窓口は問い合わせ・資料請求で、公式に基本料金の金額表示はなく、料金は要問い合わせです。予約確認・リマインド送信・顧客情報管理までを一元化できるため、送客ごとの手数料を避けたい高級・こだわり系の店に向いています。
Googleで予約(パートナー予約システム経由の連携型)
「Googleで予約(Reserve with Google)」は、Google検索やGoogleマップ上に予約ボタンを設置できる仕組みです。ただしGoogle単体で完結するのではなく、TableCheckなどのパートナー予約システムを連携させて機能する連携型です。TableCheck公式も「23言語対応の予約受付と、Googleマップ・Instagram予約連携で、インバウンド予約の導線を確保」と、連携で予約導線を作ると説明しています(出典: TableCheck 飲食店向け)。すでに対応する予約システムを使っている店に向いています。
ホットペッパーグルメ(ネット予約プランは予約ごとの従量課金)
ホットペッパーグルメの「ネット予約プラン」は、ネット予約が入るたびに手数料が発生する従量課金です。公式の掲載案内にも「支払いは予約が入った分だけでOK」「ネット予約が発生した場合はネット予約手数料とポイント付与料が発生いたします」とあります(出典: ホットペッパーグルメ 掲載案内)。このほかに月額固定費のかかる有料の掲載プランもあり、掲載順位を上げるなどの集客策を選べます(出典: ホットペッパーグルメ 掲載のご案内)。集客力が大きい反面、ピーク時の予約数が多い店ほど手数料の総額が積み上がりやすいため、月あたりの予約件数の見込みと合わせて検討するのが安全です。
レストランボードのHP作成機能(業務サポートパック)
Airレジ レストランボードでは、有料オプションの業務サポートパックを申し込むと、ホームページ作成機能を使えます。公式マニュアルによると「約140種類のデザインテンプレートを使い、簡単にお店の雰囲気に合ったホームページを作成できる」サービスで、ブログ掲載・SNS連携・多言語対応・スマートフォン対応に加え「ホットペッパーグルメとの自動掲載連携もできます」(出典: レストランボード「ホームページ作成機能について」)。予約管理とHPを一体で運用したい店に向いています。なお、この機能は業務サポートパック申込事業者が対象です。
自社フォームで受付(最もシンプル)
手持ちのフォームツールや予約管理ツールを使えば、送客ごとの手数料をかけずに予約を受け付けられます。ただし自動リマインドや満席管理の機能がない場合があるため、電話予約と並行している小規模店や、常連客が中心の店に向いています。
グルメサイト vs 自社HP:役割分担の設計図
ホットペッパーなどのグルメサイトは新規客に発見される「リーチ」、自社HPは送客ごとの手数料をかけずに予約・来店につなげる「コンバージョン」と役割が異なります。どちらか一方だけでは集客の最大化はできません。
グルメサイト経由の予約はプランによって予約ごとに手数料が発生するため、発見の入口として活かしつつ、最終的な予約は手数料のかからない自社HPへ誘導すると、集客力とコストのバランスを取りやすくなります。
食べログ・ぐるなびの正しい使い方
グルメサイトは「リーチ(発見)」に強いメディアです。「〇〇駅 イタリアン」「誕生日 個室 ディナー」のような検索をしている、まだお店を知らない新規顧客にアプローチできます。
- 食べログ: 口コミ・評価点数の認知度が高く、個人客・カップル・グループでの利用が多い傾向です
- ぐるなび: 宴会・忘年会などの団体予約やビジネス利用層に強い傾向があります
グルメサイトは「お店を探しているユーザーに存在を知ってもらう」場と割り切り、詳細な情報は自社HPへ誘導する設計が理想的です。
自社HPで実現できること・すべきこと
自社HPは「コンバージョン(来店・予約)」に特化した場です。グルメサイトで興味を持った顧客が「もっと詳しく知りたい」と思ったときに訪れる場所として設計します。
- 世界観を作り込んだビジュアル(グルメサイトでは実現できないブランディング)
- シェフのこだわり・食材ストーリー・開業の想いなどの深い情報
- 手数料なしの予約動線
- リピーター向けの情報発信(お知らせ・イベント告知)
プラットフォームリスクへの備え
グルメサイトのみに集客を依存していると、アルゴリズム変更・掲載料値上げ・サービス終了といったプラットフォームリスクに無防備になります。自社HPを「集客の基盤」として育てることで、どのプラットフォームが変動しても安定した集客を維持できます。
やりがちな失敗5選と対策
飲食店HPでやりがちな失敗は、料理写真がない・スマホで表示が崩れる・予約ボタンが見つからない・メニューや価格が古い・GoogleマップとHPの情報が食い違う、の5つです。いずれも公開後に気づきやすいため、先に対策を押さえておくと回避できます。
失敗① 料理写真がない、または暗くて食欲をそそらない
問題: 料理写真がないHPは「手抜き感」を与え、顧客は競合に流れます。暗い・ぼやけた写真も逆効果で、「美味しくなさそう」という先入観を与えてしまいます。
対策: 前述の5つのコツを守ったスマホ撮影から始め、予算ができたらプロ撮影に切り替えましょう。まず「写真なし」を解消することが最優先です。
失敗② スマートフォンで表示が崩れている
問題: 飲食店を探しているユーザーの大半はスマートフォンを使っています。PC向けにしか最適化されていないHPは、スマホで見ると文字が小さすぎたり、ボタンが押しにくくなったりします。
対策: HPを作成した後は、必ずスマートフォンの実機で表示を確認します。AIツールやノーコードツールを使えば、自動的にレスポンシブ対応になります。
失敗③ 予約ボタンが見つからない
問題: せっかくHPを見てくれた顧客が「予約したい」と思ったときに、予約ページへの導線がわかりにくいと、そのまま離脱されます。
対策: ページの上部(ヘッダー)と最下部に「予約する」ボタンを常に表示しましょう。スマホのヘッダーに固定表示されるスティッキーナビゲーションは特に効果的です。
失敗④ メニューと価格が古いまま更新されていない
問題: HPに掲載されているメニューや価格が実際と異なると、来店したお客様の信頼を一気に失います。「HPと違う!」というクレームに繋がる場合もあります。
対策: メニューを変更したときの「HP更新」をルーティンに組み込みます。管理画面から簡単に編集できるツールを選ぶことで更新の手間を最小化できます。
失敗⑤ GoogleマップとHPの情報が食い違っている
問題: 移転・改装・時短営業などの変更をHPだけ更新してGoogleビジネスプロフィールを更新し忘れると、地図アプリで古い情報を見た顧客が来店できないトラブルが発生します。
対策: HP更新時は必ずGoogleビジネスプロフィールも連動して確認・更新します。更新チェックリストをお店のスタッフと共有すると漏れを防げます。
よくある質問(FAQ)
飲食店のホームページに必要な情報は何ですか?
飲食店のホームページを自分で作ることはできますか?
食べログ・ぐるなびと自社HPはどう使い分ければよいですか?
ホームページ上で予約を受け付けるにはどうすればよいですか?
AIを使って飲食店のホームページを作ることはできますか?
料理写真はプロのカメラマンに撮ってもらう必要がありますか?
レストランのホームページ作成はどんな順番で進めればよいですか?
飲食店の開業準備でホームページはいつ作ればよいですか?
まとめ:飲食店HP作成の3ステップ
飲食店のホームページ作成は、以下の3ステップで進めましょう。
STEP 1: ツールを選んでHPを作る 個人店・小規模店にはAIツール(シタミ等)かノーコードツール(Wix・Jimdo等)がおすすめです。コスト・スピード・デザイン品質のバランスを考慮して選びましょう。
STEP 2: 6つの必須コンテンツをそろえる 料理写真・メニュー・営業時間・アクセス・予約・コンセプトをそろえ、公開前に10項目のリストで漏れがないか点検します。
STEP 3: グルメサイト・Googleマップと連携する Googleビジネスプロフィールにホームページのリンクを登録し、食べログ・ぐるなびのページからも自社HPへの誘導を設定します。
ホームページは一度作って終わりではなく、定期的な情報更新と改善が集客力を高め続けます。まずはシンプルでも「料理写真あり・予約できる・スマホで見やすい」の3点を満たすHPを公開することを目標にしてください。
店名やコンセプト、メニューの方向性がまだ固まっていない段階であれば、無理に作り始める必要はありません。まずは載せる6項目の情報を手元で整理してからのほうが、仕上がりがぶれにくくなります。方向性が見えている方や、作る前に仕上がりを確かめたい方は、完成したサイトを実物URLで下見してから判断するのが手早い進め方です。
飲食店向けに最適化されたAI生成。約3分の入力で、最短当日に完成サイトを下見
メニュー・営業時間・予約導線を含む飲食店向けの構成を、購入前に実物URLで確認できます。