Wixとペライチはどっちがいい?料金・SEO・機能を6軸で徹底比較【2026年最新】

この記事の要点(30秒で分かる)
- Wixは複数ページの本格サイト向け。デザイン自由度が高く、SEO・EC・ブログ機能も充実
- ペライチは1ページ完結のLP向け。操作が簡単で日本語サポートが手厚い
- 2025年10月の改定でペライチの無料プランではページ公開が不可に。実質有料化された
Wixとペライチの違いを30秒で理解する
Wixとペライチは、どちらもコードを書かずにホームページを作れるノーコードツールです。ただし、得意分野がまったく異なります。
Wixはイスラエル発のホームページ作成プラットフォームで、2021年時点で全世界の登録ユーザー数が2億人を突破しています(Wix公式プレスリリース、2021年2月)。900種類以上のテンプレートから選べ、ドラッグ&ドロップで自由にレイアウトを組めるのが特徴です。複数ページのコーポレートサイトやECサイト、ブログなど、幅広い用途に対応します。
ペライチは日本発のホームページ作成サービスで、LP(ランディングページ)制作に強みを持っています。600種類以上のテンプレートを備え(ペライチ公式テンプレートページで確認可能)、ブロックを積み上げるだけでページが完成する手軽さが魅力です。日本語のサポート体制が充実しており、Zoom無料相談や個別サポートを受けられます。
一言でまとめると、**「自由度と拡張性のWix」vs「手軽さと日本語サポートのペライチ」**です。
両者の根本的な設計思想の違いを理解すると、選択がぐっと楽になります。Wixは「何でもできるプラットフォーム」を目指しており、自由度が高い反面、使いこなすにはある程度の学習コストがかかります。ペライチは「誰でも簡単に1ページを作れる」ことに全力を注いでおり、機能を絞ることでシンプルさを実現しています。
料金プランを徹底比較【2026年最新】
ホームページ作成ツールを選ぶとき、料金は最も気になるポイントです。Wixとペライチの料金体系は構造が異なるため、単純な月額比較だけでなく、使える機能の違いも含めて比較する必要があります。
Wixの料金プラン
Wixの有料プランは4段階です(いずれも年払い時の月額。Wix公式料金ページより、2026年5月確認)。
| プラン | 月額(年払い) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| パーソナル | 1,200円 | 独自ドメイン、広告非表示、2GBストレージ |
| スモールビジネス | 2,300円 | 20GBストレージ、小規模事業者向け |
| ビジネス | 2,700円 | EC機能、50GBストレージ、本格運用向け |
| ビジネスプライム | 要問合せ | 100GB超、大規模サイト向け |
注意点として、Wixの「月額料金」は年払い前提の金額です。月払いにすると割高になります。また、初年度は独自ドメインが無料ですが、2年目以降はドメイン更新費用が別途発生します(金額はドメインの種類により異なるため、契約時にWix管理画面で確認してください)。Wixは料金プランを頻繁に改定するため、契約前に必ず公式料金ページで最新料金を確認してください。
ペライチの料金プラン
ペライチの有料プランは4段階です(いずれも年払い時の月額。ペライチ公式料金ページより、2026年5月確認)。
| プラン | 月額(年払い) | ページ数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| ライト | 1,465円 | 3P | 独自ドメイン、メールフォーム、決済機能(手数料6.0%〜) |
| レギュラー | 2,950円 | 5P | メルマガ、フォントカスタマイズ、決済機能(手数料4.5%〜) |
| ビジネス | 3,940円 | 20P | 決済機能(手数料4.5%〜)、広告非表示、人気プラン |
| プロフェッショナル | 6,910円 | 20P | 予約プラス、無制限個別サポート、決済機能(手数料4.5%〜) |
料金横並び比較表
同等の機能帯で比較すると、以下のようになります。
| 比較軸 | Wix(パーソナル) | ペライチ(ライト) |
|---|---|---|
| 月額(年払い) | 1,200円 | 1,465円 |
| 独自ドメイン | あり(初年度無料) | あり |
| 広告非表示 | あり | なし(ビジネス以上) |
| ページ数 | 無制限 | 3ページ |
| ストレージ | 2GB | 無制限 |
最安プラン同士ではWixの方が月額265円安く、ページ数も無制限です。一方、ペライチはストレージ無制限という強みがあります。ただし、ペライチで広告を非表示にするにはビジネスプラン(月額3,940円)以上が必要で、Wixとの価格差はさらに広がります。
【重要】ペライチ無料プラン実質廃止の影響
2025年10月1日の改定で、ペライチのフリープランではページ公開ができなくなりました(ペライチ公式ニュース、2025年8月18日発表)。ページの作成・編集は引き続き可能ですが、インターネット上に公開するにはライトプラン(月額1,465円〜)以上の契約が必須です。
この改定により、ペライチの「無料で始められる」という従来の強みは失われています。一方、Wixは無料プランでもサイトを公開できます(ただしWixの広告が表示されます)。「まず無料で試したい」という方にとって、この違いは見逃せません。
機能を6軸で比較
料金だけでなく、実際に使える機能の違いも重要です。ここでは6つの軸でWixとペライチを比較します。
| 比較軸 | Wix | ペライチ |
|---|---|---|
| デザイン自由度 | ○ | △ |
| SEO対策 | ○ | △ |
| EC・決済 | ○ | △ |
| CMS・ブログ | ○ | × |
| 日本語サポート | △ | ○ |
| LP制作の手軽さ | △ | ○ |
※ ○: 標準以上の機能あり △: 制限付きで利用可能 ×: 機能なし
デザイン自由度・テンプレート
Wixは900種類以上のテンプレートを提供しており、ドラッグ&ドロップで画像やテキストを自由に配置できます。レイアウトの制約が少なく、デザインにこだわりたい人に向いています。
ペライチは600種類以上のテンプレートを備えていますが、あらかじめ用意されたブロックを積み上げる方式です。レイアウトの自由度はWixほど高くありません。その分、デザインの知識がなくても短時間でページを完成させられるという利点があります。
自由にデザインしたいならWix、テンプレートに沿って手早く作りたいならペライチが適しています。
具体例を挙げると、Wixでは画像を好きな位置にピクセル単位で配置したり、アニメーション効果を追加したり、カスタムフォントを読み込んだりできます。一方、ペライチではヘッダー・本文・CTAボタンといったブロックの順番を入れ替える程度のカスタマイズが中心です。「デザイナーのポートフォリオサイト」のように見た目にこだわるサイトならWix、「セミナー告知ページ」のように情報を簡潔に伝えるサイトならペライチ、と考えると分かりやすいでしょう。
SEO対策機能
SEO(検索エンジン最適化)の観点では、Wixに大きなアドバンテージがあります。これは競合の比較記事ではほとんど触れられていないポイントです。
Wixは標準でSEOツールを内蔵しており、以下の機能を使えます。
- メタタグ設定: タイトルタグ、メタディスクリプションをページごとに設定可能
- URL構造のカスタマイズ: SEOに適したURLスラッグを自由に設定
- サイトマップ自動生成: Googleへのインデックス登録がスムーズ
- 構造化データ対応: リッチスニペット表示に対応
- 複数ページ構成: コンテンツを増やして検索流入を積み上げる戦略が取れる
Google検索セントラルのケーススタディでもWixのSEO事例が紹介されており、適切に設定すればWixサイトでも検索上位を狙えることがGoogleから公式に示されています。
一方、ペライチはLP特化の設計のため、SEO戦略の幅が限られます。
- メタタグの設定は可能だが、ページ数上限が少なく狙えるキーワードが限定的
- サイト内で内部リンク構造を設計しにくい
- コンテンツを蓄積する仕組みがなく、記事を増やして検索流入を積み上げる戦略が取れない
ただし、ペライチが検索に弱いわけではありません。特定のキーワードで1ページに情報を凝縮するLP型の戦略なら、ペライチでも十分に上位表示を狙えます。検索からの集客を「複数キーワード × 複数ページ」で長期的に伸ばしたい場合にWixが有利、という違いです。
EC・決済機能
ECサイトを構築したい場合も、Wixの方が機能が充実しています。
Wixのビジネスプラン以上では、本格的なECストア機能が利用可能です。商品管理、在庫管理、配送設定、クーポン発行など、ネットショップ運営に必要な機能がそろっています。
ペライチもライトプラン以上で決済機能(ペライチ決済)を利用できますが、あくまで「ページ内での商品販売」に特化しています。商品数が多い本格的なECサイトには向きません。
決済手数料は、ペライチのレギュラー以上のプランで4.5%〜、ライトプランで6.0%〜です(ペライチ公式料金ページより)。Wixの場合はStripeやPayPalなどの外部決済サービスと連携する形式で、手数料は決済プロバイダーに依存します(Stripeの場合、日本では3.6%が標準)。
参考として月商5万円のショップを仮定すると、ペライチのビジネスプランなら決済手数料は約2,250円(4.5%計算)、月額3,940円と合わせて約6,190円のランニングコストです。Wixのビジネスプランなら月額2,700円+Stripeの決済手数料約1,800円(3.6%計算)で合計約4,500円です。ただし実際の手数料は決済件数・単価・カードブランドによって変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
CMS・ブログ機能
CMS(コンテンツ管理システム)やブログ機能は、Wixとペライチでもっとも明確に差が出る領域です。
Wixにはブログ機能が標準搭載されており、記事の投稿・管理・カテゴリ分類が可能です。定期的にコンテンツを発信して検索流入を増やす「コンテンツマーケティング」の基盤として機能します。
ペライチはLP制作に特化した設計のため、ブログやお知らせなどのコンテンツを継続的に発信する機能は備えていません。情報発信も行いたい場合は、別途WordPressなどのCMSと併用する方法があります。
ただし、Wixならサイトとブログを1つのドメインで一元管理でき、記事からサービスページへの導線も設計しやすいという利点があります。別ツールを併用すると2つの管理画面を行き来する手間や、ドメインの分散によるSEO上のデメリットが生じるため、コンテンツ発信を重視するならWixの方が合理的です。
日本語サポート体制
サポート体制では、ペライチが圧倒的に優れています。
ペライチは日本企業が運営しており、以下のサポートを提供しています。
- Zoom無料相談: 画面共有しながらの個別サポート
- ペライチサポーター制度: 全国のサポーターによる対面サポート
- チャット・メールサポート: 日本語で迅速に対応
- 個別サポート: プランに応じて月3回〜無制限
Wixはイスラエル発のグローバルサービスで、日本語サポートも提供されていますが、ペライチほどきめ細かくはありません。ヘルプセンターの日本語化は進んでいますが、込み入った質問への対応速度ではペライチに軍配が上がります。
「ITに不慣れで、手厚いサポートがほしい」という方にはペライチが安心です。
用途別おすすめ判定表
「結局、自分の場合はどっちを選べばいいの?」という疑問に、用途別で回答します。
| 用途 | Wix | ペライチ | 判定 |
|---|---|---|---|
| LP(ランディングページ) | ○ | ○ | ペライチがやや有利(簡単・高速) |
| コーポレートサイト | ○ | △ | Wix(複数ページ必須) |
| ECサイト | ○ | △ | Wix(本格EC機能あり) |
| ブログ・情報発信 | ○ | × | Wix一択(ブログ機能あり) |
| ポートフォリオ | ○ | △ | Wix(デザイン自由度が高い) |
LPを作りたい場合
1ページ完結のLPなら、ペライチの方が手軽に作れます。テンプレートを選んでブロックを差し替えるだけで、見栄えの良いLPが短時間で完成します。サポートも充実しているため、初めてLPを作る方でも安心です。
ただし、LPのABテストや複数パターンの出し分けをしたい場合は、Wixの方が柔軟に対応できます。
LP制作にかかる時間の目安も異なります。ペライチならテンプレートを選んでテキストと画像を差し替えるだけで、早ければ1〜2時間で公開まで完了します。Wixでも同様の作業は可能ですが、自由度が高い分、レイアウトの調整に時間を取られがちで、半日〜1日程度を見ておくとよいでしょう。
コーポレートサイトを作りたい場合
会社案内・サービス紹介・お知らせ・採用情報など、複数ページで構成するコーポレートサイトにはWixが適しています。ペライチでも複数ページを作れますが、ページ数に制限があり(ライトプランで3ページ)、ページ間のナビゲーション設計もWixほど自由ではありません。
ホームページを自分で作る方法を検討中の方は、あわせて費用感や難易度の比較もご確認ください。
ECサイトを作りたい場合
商品数が多い本格的なネットショップを運営したいなら、Wixのビジネスプラン以上を選ぶのが現実的です。在庫管理、配送設定、クーポン機能など、EC運営に必要な機能が標準で備わっています。
ペライチの決済機能はページ上での少数商品の販売には便利ですが、商品管理の効率性や拡張性ではWixに及びません。
ブログ・情報発信をしたい場合
Wixのブログ機能を活用すれば、記事を定期的に公開し、数ヶ月かけて検索流入を積み上げていくという運用が可能です。予約投稿・SNS連携・カテゴリ分類が標準で使えるため、WordPressに近い感覚で記事を管理できます。
ペライチで情報発信をしたい場合は、WordPressを別途用意して併用する方法がありますが、管理の手間やSEO評価の分散を考えると、最初からWixで統合運用する方が効率的です。
あなたに合うのはどっち?3つの質問で判定
まだ迷っている方は、以下の3つの質問で判定してみてください。
Q1. 作りたいサイトは何ページ構成ですか?
- 1ページ(LP) → ペライチ寄り。Q3へ
- 2ページ以上 → Wix寄り。Q2へ
Q2. デザインの自由度は重視しますか?
- はい、こだわりたい → Wixがおすすめ
- いいえ、テンプレート通りでOK → Q3へ
Q3. 日本語での手厚いサポートは必要ですか?
- はい、ITに不慣れなので必須 → ペライチがおすすめ
- いいえ、自分で調べて進められる → Wixがおすすめ
予算帯・スキルレベル別の最適解
用途だけでなく、予算やITスキルの観点からも最適なツールは変わります。
月額予算1,500円以下で始めたい人
Wixのパーソナルプラン(月額1,200円)が最もコスパが高いです。独自ドメイン付きでページ数無制限、広告非表示と、ビジネス用途の最低条件を満たしています。ペライチのライトプラン(月額1,465円)でも始められますが、3ページ上限かつ広告が表示される点に注意が必要です。
ITに不慣れで、サポートを受けながら進めたい人
ペライチが圧倒的に安心です。Zoomでの無料相談、全国のペライチサポーターによる対面支援、プランに応じた個別サポートなど、「自分一人では不安」という方を徹底的にサポートする体制が整っています。月額は高めですが、自分で調べて解決する時間コストを考えると十分に見合う投資です。
将来の拡張を見据えたい人
今はシンプルなサイトで十分でも、将来的にECやブログを追加したい可能性があるならWixを選んでおくのが無難です。ペライチからWixへの移行はコンテンツの作り直しが必要になるため、後から乗り換えるコストは小さくありません。
どちらも合わないと感じたら?第3の選択肢
Wixは高機能だけど操作が難しそう。ペライチは簡単だけど1ページでは物足りない。そんな方は「AI自動生成」という第3の選択肢も検討してみてください。
WixとペライチのほかにもWebサイト作成ツールは多数あります。デザイン性に優れたSTUDIO、シンプルさが売りのJimdo、拡張性の高いWordPressが代表的な選択肢です。
また近年は、対話形式の質問に答えるだけでプロ品質のホームページを自動生成するAIサービスも登場しています。たとえばシタミ(※ 当サイト運営元のサービスです)では、ヒアリングに答えるだけで業種に最適化された複数ページのホームページが完成します。「Wixほどの学習コストをかけたくないが、ペライチのページ数制限では足りない」という方にとって、検討する価値のある選択肢です。
質問に答えるだけでプロ品質のHPが完成
もちろん、WixやペライチにはAI自動生成にはない強みもあります。Wixの圧倒的なカスタマイズ自由度や、ペライチの手厚い日本語サポートは、現時点ではAIツールが追いつけていない領域です。自分のニーズに合ったツールを選ぶことが何より大切です。
失敗しないための3つの注意点
最後に、ツール選びで後悔しないための注意点を3つお伝えします。
移行コスト・ロックインに注意
Wixからペライチへ、あるいはその逆へ移行するのは簡単ではありません。デザインやコンテンツの移行は手作業になり、独自ドメインの移管手続きも必要です。さらに、検索エンジンに蓄積されたSEO評価をそのまま引き継ぐことは難しく、移行後に一時的にアクセスが減少するリスクがあります。
最初のツール選びが重要です。「とりあえず」で始めて後から乗り換えると、余計なコストと時間がかかります。
特に注意したいのが、Wix・ペライチともに「エクスポート機能」が限定的な点です。作成したページのHTMLやデータを丸ごとダウンロードして別のサービスに持ち込む、ということが基本的にできません。移行する場合は、新しいツールで一からページを作り直すことになります。
「無料で始める」の落とし穴
Wixの無料プランは広告が表示され、独自ドメインも使えません。ビジネス用途で使うなら有料プランが前提です。
ペライチは2025年10月の改定でフリープランでのページ公開ができなくなりました。「無料で始められる」という情報は古くなっている可能性があるため、必ず最新の公式サイトで確認してください。
また、Wixの無料プランで作ったサイトのURLは「ユーザー名.wixsite.com/サイト名」という形式になり、独自ドメインは使えません。名刺やSNSにURLを載せる場合、信頼感に影響する可能性があります。ビジネス利用なら、どちらのツールでも有料プランを前提にコストを計算しておくのが賢明です。
成長を見据えたツール選びのコツ
今は1ページのLPで十分でも、事業が成長すればコーポレートサイトやECサイト、ブログが必要になるかもしれません。将来の拡張性も考慮してツールを選ぶと、移行コストを避けられます。
「今すぐ必要な機能」だけでなく「1〜2年後に必要になりそうな機能」もチェックしておくことをおすすめします。ホームページのデザイントレンドも参考に、どんなサイトを目指したいのかイメージしてみてください。
典型的な成長パターンとして、「最初はLPだけでよかったが、集客が伸びてコーポレートサイト・ブログ・EC機能も必要になった」というケースがあります。この場合にペライチからWixへ移行するとなると、コンテンツの作り直し・ドメイン移管・SEO評価のリセットという3重のコストが発生します。少しでも拡張の可能性があるなら、最初からWixを選んでおくか、将来の移行を織り込んでおくのが無難です。